インプラント・口腔外科
インプラント・口腔外科

歯を失った時、入れ歯やブリッジに加えて「自分の歯のように噛める」治療法としてインプラントがあります。インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する方法で、見た目も自然で、しっかり噛めることが大きな特徴です。これまでインプラント治療を数多く担当してきましたが、治療後に「硬いものが食べられるようになった」「もう一度ステーキを楽しめる」「軟骨の唐揚げ、ピーナッツやお酒が美味しく飲める」などと喜んでくださる患者様をたくさん見てきました。その度にインプラントはただ歯を補うだけでなく「食べる楽しみ、笑う自信、人生の豊かさ」を取り戻す治療だと強く感じます。
もちろん、インプラントは手術を伴うため、骨の状態や全身の健康状態などの確認が必要です。また費用や治療期間についても、患者様としっかり話し合った上で進めることが欠かせません。当院では、「安心して長く使えるインプラント」を目指し丁寧な診断、安全な手術、充実したメインテナンスを大切にしております。
歯を失った際の治療は、入れ歯(義歯)やブリッジが一般的でしたが、近年、第3の治療法としてインプラントが普及しています。インプラントは、チタン製の人工歯根を顎(あご)の骨に埋め込み、その土台の上に人工歯を形成することで、天然歯のような噛み心地と見た目を実現できます。部分入れ歯やブリッジとは異なり、健常な両隣の歯を削ることなく残存率も高い治療法です。インプラントは、他の治療法に比べて安定感や使い心地が良いとされています。その秘密は「支えの強度」にあります。
人間の噛む力は、強く噛みしめたときには、50~60kgもの力がかかるといわれています。根っこ部分が顎骨に支持されている天然歯は、その力に耐えうるようにできているわけです。インプラントはその天然歯と同じ構造で、硬いものを食べたときの違和感や痛みに悩まされることはありません。まずは、お気軽にご相談ください。
インプラント治療を行うにはいくつかの条件があります。まず、土台となる歯槽骨が健康であることです。顎骨が足りない場合は、骨を補う「骨造成」が必要になります。それには、骨移植法、骨再生誘導法、上顎洞底挙上法などがあります。神経との位置関係や歯周病の進行程度なども評価する必要があります。また、インプラントは外科手術ですから全身の健康状態が良好である必要があり、持病(心疾患、糖尿病など)がある場合、施術が難しいことがあります。顎が完全に成長していない成長発育中の子供も適していません。
術後、歯科での定期的なメンテナンスと毎日の丁寧なブラッシングも大切です。これらをきちんと行わないと歯周病に似たインプラント歯周炎を起こし、土台の骨が侵され支えられなくなることもあります。
インプラントは基本的に3つのパーツからできています。土台となるのが歯槽骨に埋め込むインプラント体と呼ばれる人工歯根です。材質はチタンあるいはチタン合金で、様々な長さや太さがあり、骨量や埋める位置によって選択します。その上に上部構造と呼ばれる人工の歯をかぶせます。
材質はレジン(プラスチック)、セラミック(陶器)、セラミックとレジンを混ぜ合わせたハイブリッドセラミック、金合金などがあり、強度や色調に違いがあります。人工歯根と上部構造の間にはアバットメントという部分があり、2つを連結するとともに人工歯根を守る役割を担います。材質はチタン、チタン合金、ジルコニアなどです。
歯が抜けてしまった部位に人工歯根を入れて、天然歯のような噛み合わせを回復します。部分入れ歯やブリッジのように周りの歯を削ることなく、単独で治療ができます。
天然歯のように噛む力を顎の骨が直接受け止めるため、残存歯への過剰な負担を防ぐことができます。
インプラントと顎骨が結合するため、入れ歯などの義歯では味わえない天然歯に近い噛みごたえが期待できます。留め具などもなく、ご自分の歯と同様の感覚が得られます。
歯ぐきから歯が生えている状態を再現できます。天然歯と区別がつかない自然な仕上がりです。
インプラントは利便性や快適性、さらには審美性を求める風潮が広まる中で、それらの要望に応えることができる補綴(ほてつ)治療といえます。
顎にインプラントを埋め込む外科手術で、骨と結合するまでの時間も要するため、治療期間が長くかかります。
健康保険の適用外で自費診療になるため、治療費が高額になります。
糖尿病などの全身的な疾患や、顎の骨の状態がよくない方は、治療に制限がかかります。事前にご相談ください。また、成長発育中の子供には適していません。インプラントは骨と結合するため、顎骨の発育に伴って骨の中に埋没してしまうためです。
インプラント周囲炎(歯周病)になるリスクがあるため、丁寧なブラッシングが必要です。インプラントは歯根よりも細いため、歯ぐきとの境目に段差ができやすく、汚れがたまりやすい部分があります。磨き方のコツを習得していただく必要があります。歯科での定期的なメンテナンスも必要になります。
インプラントには、インプラント体とアバットメントが一体となったワンピースタイプと、インプラント体にアバットメントを連結するツーピースタイプがあります。形状はスクリュー(ネジ状)タイプとシリンダー(円筒形)タイプがありますが、スクリュータイプのほうが初期固定(インプラント体が骨によって固定されること)が得られやすいことや、噛む力を周囲の骨に分散できることから広く採用されています。
| ストローマンインプラント(1本につき) | 462,000円(税込) |
|---|
※インプラント埋入、型取り、被せ物作成(ジルコニア)、被せ物装着、CTなどの画像診断料は別途かかります。
→ 2万2000円(税込)
| サイナスリフト | 1カ所 220,000円(税込) |
|---|---|
| 医科麻酔科専門医による 静脈内鎮静法 |
88,000円(税込) |
口腔外科は、口腔(口の中)、顎(あご)、顔面、ならびにその隣接組織に現れる疾患を対象とする診療科です。親知らずの抜歯をはじめ、唾液腺疾患、口腔粘膜疾患、交通事故やスポーツなどで生じた外傷なども治療対象としています。
口腔領域には歯が原因となるものから『がん』まで様々な疾患が発生しますが、こうした疾患を扱う口腔外科は、お口まわりの病気のプロフェッショナルでもあります。親知らずが気になる、顎が開かない、口の中が痛い、膿がたまっているなどの異常が認められたら、お気軽にご相談ください。
日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。お口まわりで気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
結論から言いますと術中の痛みはありません。ただ、やはり歯を抜いたり膿んでしまっているところを取ったり、骨を削らせてもらったりするため術後痛みや腫れが出る場合があります。痛みが出てしまっても痛みのピークは48時間と言われていますのでその間は生活に支障が出ないように痛み止め炎症止めのお薬はしっかりと処方させてもらっております。術中の恐怖心などがある方には麻酔の専門医による「静脈内鎮静法」をおこないストレスなく眠っている間に手術をおこなうこともできます。
基本的には半永久的だと思ってもらって問題ないです。しかし、インプラントは義歯(入れ歯)やブリッジ(被せ物)と違いご自身の歯と同じ様に考えていただきたく。メンテナンスなどをせずに放置してしまいますと歯周病にはなってしまいます。当院ではインプラントした後もインプラント部位だけでなくお口の中全体のメンテナンスも力を入れさせてもらっています。
初回にインプラントを埋め込む手術→1週間後に傷の治りのチェック→手術後2ヶ月後に骨とインプラントが結合しているかの検査→型取り→被せ物のセットで完了という流れになります。インプラントを埋め込むところから被せ物を作りしっかりとかめる様になるまでの期間は「約3ヶ月」です。当院ではその間歯がない部分が気になる場合はその部分に仮の歯を造らせてもらっております。
価格は46万2000円(税込)となっております。
可能です。当院では骨がない場合はインプラントを埋め込む部分に骨を足すことにより骨を作りインプラントを埋め込む「サイナスリフト」を行っており骨のない患者様にも安心してインプラント治療を受けていただけます。
3ヶ月に1度お口全体の検診としてご来院いただき、レントゲン撮影(必要な場合)や歯周病検査をおこない骨の状態確認までしっかりとさせていただいております。また、インプラントには補償期間を設けさせていただいているため万が一インプラントのことで異常などが見つかった場合も安心して治療を受けていただけます。
30分から1時間お時間をいただきます。
基本的には痛みや腫れが無い場合は抜く必要はないです。ただ、噛み合わせや歯の並びに問題がある、歯列矯正を考えているなどであれば抜かせてもらったほうがいい場合もあります。
可能です。炎症改善、ナイトガード(マウスピース)作成、摂食指導などをおこない改善に努めています。手術が必要な症状の場合は提携している大学病院を紹介させていただくことになります。
通常の抜歯、親知らずの抜歯、埋伏している親知らずの抜歯、唇などにできる粘液腫除去、成人・小児外傷など様々な疾患に対応しております。
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